- フォレスト・ガンプ/一期一会の登場人物ジェニーが、映画を見た人からクズだと言われる生き方をするようになった原因が分かる
- 幼い頃に虐待を受けると、どんな人生を過ごすことになるのかジェニーに教えてもらえる
- ネタバレになる内容が書いてある考察です。ネタバレ前に映画を見たい人は「フォレストガンプを安全に無料視聴できる動画配信サービス4つ【字幕と吹き替えあり】」を参考にして見てください
- U-NEXTの吹き替えから名言と何分何秒なのかを引用
- 記事内の画像は映画映画 フォレスト・ガンプ/一期一会とは関係ありません
- 2022年11月12日に、映画 フォレスト・ガンプ/一期一会を、メモをとりながら約6時間かけて見た
- 今回の記事の根拠となるシーンも何分何秒かも書いているので、実際に見たと証明できる
- 以下のような家族に苦しめられた経験を元にジェニーの苦しみを考察
記事を書いた人が家族に苦しめられた経験
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- 母には変わってると言われ続け、勉強ができないことで叩かれたし、怒鳴られた。話し合いなどできず、怒鳴り合うことに疲れ、僕は家でほとんど何も話さなくなった
- 死んだと聞かされていた父が生きていると知り、会いに行ったらお姉さんと常に一緒にいて楽しんでいた。僕は捨てられたんだと思った
- 母と一緒に住めず、祖母と祖父と住み始めたが、2人は朝から夜までずっと怒鳴り合いのケンカ。祖父は酒を飲んで、ずっと僕をバカにしてきていた
- 家族に対する怒りと憎しみを抱えながら生きてきましたが、現在は「人の役に立つようにブログを書くこと」という自分に自信がつくことを見つけ、落ち着き、笑えるようになってきました。
ジェニー(ロビン・ライト、子役はハンナ・R・ホール)は映画を見た人から、クズ、嫌いなどと言われている生き方を演じています。
今回の記事では、なぜ、そのようなことを言われる人生になったのかを考察。
あなたが親になる前に読んでおけば、虐待が子供に与える影響知り、あなたの子供がジェニーのような生き方をしないようにするヒントになります。
【フォレストガンプ】ジェニーがクズだと言われる人生になってしまった原因
ジェニーの父親による性的な虐待や暴行が原因で、映画 フォレスト・ガンプ/一期一会を見た人にクズだと言われる生き方になってしまったと思っています。
根拠となるシーンは、以下の2つのセリフと、1つのシーンです。
父親からの性的な虐待を受けていたことが予想できるセリフ2つ
ジェニーがなぜか家に帰りたがらなかったか言ったよね?
とっても愛情が深い人で、ジェニーや妹たちにいつもキスしたり触ってたりしてた
そしてある日、ジェニーは学校へ行くバスへ乗ってなかった
暴行を受けていたんじゃないかと予想できるシーン1つ
ジェニーの父親が、粗い言葉を使いながら、バケツを蹴っ飛ばす。そしてお酒も飲んでいる
幼い頃のジェニーが、鳥になって遠くへ行きたいと願うほど、父親に苦しい経験をさせられている。
ジェニーの父親による虐待が、ジェニーの人生に与えた影響7つ
1 親に認めてもらえなかったので、多くの人に認めてもらいたい
あたしは有名になりたいわ
ジョーン・バエズみたいな歌手になりたいの
虐待を受けた人は、分かりやすく人に認めてもらえる歌手になりたいと思ってしまいがち。
僕も親に認めてもらえなかったから、ジェニーと同じように歌手を目指した、ギター弾き語りをやっていました。ステージで演奏をして、拍手してもらえるとやっぱり嬉しかったです。本当に嬉しかったです。
2 努力し続けていて上手くいかないと、絶望する
01:44:56~のような、有名になろうと努力を続けていて、上手くいかないと01:43:38~のシーンのように、人生に絶望し始めます。
幼少の頃にたくさん耐えていたら、大人になる頃には耐える力が弱くなっていて、メンタルにきやすい。
他にも道はあるんですが、しんどくて考える力がないので音楽の道しかないって思ってしまう。
音楽がダメだったら自分はなんてダメなんだろうって考えてどんどん落ち込んでいくんですよね。
どうしていいのか分からなくなる。
3 悩みを友達に話せず、悩みをごまかすために楽しむ
残り53:06~のシーンのジェニーは楽しんでいるし、52:13~のシーンのジェニーは、ボロボロになって、おそらくあたし何してるんだろうと思ってるでしょうね。
しんどくて、何がしんどいのかも分からなくて、全部終わらせようとするけど、全部を終わらせる勇気もない。そんな自分に悲しくなって涙する。
「映画 フォレスト・ガンプ/一期一会の時代背景【1950年~1980年のアメリカ史】」で書きましたが、映画の中の時代は精神的な問題に関する本も2022年代よりもないでしょうし、辛いだろうなぁ。
一人で悩みを抱え込んでしまうと、しんどいですからね。
4 疲れ果てて、自分の幸せを考えることができない
ジェニーは僕のところに戻ってきた
多分どこにも行くところがなかったからだと思う
それともすごく疲れてたのかもしれない
ジェニーはジェニーなりに頑張ってた。でもどうしていいのか分からず、疲れたときに、優しいフォレストのことが頭に浮かび、フォレストの元へと戻った。
37:29~頃、ジェニーが戻ってきたときに、申し訳なさそうな顔をしていたので、フォレストに受け入れてもらえるのか不安な心情を抱えてる。
休んでるときも、頭の中は急にフォレストの元へ戻ってきた自分を責めたりで、とてもしんどかったんだと思う。
5 親への怒りと憎しみで、人の話を聞く余裕もない
ジェニーは卓球やエビとりや、ママが天国に言ってくれた話を聞いてくれた。しゃべるのは僕で、ジェニーはいつも静かに聞いていた
上記の4の項目で、休んだジェニーは、今のような人生になった原因を考え、親への怒りと憎しみが増してくる。
36:37~のフォレストの話を聞いている表情ではなく、頭の中が怒りと憎しみに満ちている表情をしている。
6 自分を知らないと愛を感じられない。だから出ていった
自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやりすごすべきではない。自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考え方をするのか、よく知っておくべきだ。なぜならば、自分をよく知っていないと、愛を愛として感じられなくなってしまうからだ。愛するために、愛されるために、まずは自分を知ることから始めるのだ。自分さえも知らずして、相手を知ることなどできないのだから。
超訳 ニーチェの言葉(Amazon) 010より引用
フォレストにプロポーズされたとき、ジェニーは自分を知らなかった。
自分を知らないから、結婚に理想の人が分からず、愛を感じていなかったからフォレストから黙って去ったんだと思う。
ジェニーが愛を知るのは、フォレストから去って、何年かしてからのこと。
あたしあなたにひどいことばかりしちゃって
だから謝りたいの
ずっと自分が分からなかったから
7 もう長くないと分かって、ようやく自分にとって幸せなこととは何かを考え始めれる
あたし病気なの
自分が病気と分かり、先が長くない分かると虐待をしてきた家族のこと考えなくなり、自分の人生の幸せについて考えるようになる。
ジェニーも自分の人生で大切なことを考えたとき、フォレストのことが思い浮かんで手紙を出したんだろう。
ジェニーが愛とは何かを知り、愛に気づき、愛しているというのは最期を感じたときだった。
虐待が子供に与える影響は大きい。
映画 フォレスト・ガンプ/一期一会のジェニーが教えてくれたこと
親から虐待を受けた子供は、人生に以下のような悪影響を与える生き方になる可能性がある
- 虐待されたことが思い出されて、思考力が低下する
- いつも虐待されたことが思い浮かび、自己分析が難しい
- 何をしたら幸せになるのか分からず、一瞬の楽しさを優先して生きてしまう
- 人を信用できず、一人で悩みを抱え込んでしまう【精神的孤立】
- 自分を愛せないから、人を愛すことも難しい
- 疲れ果てたり、もう先が長くないと分かったときに、ようやく自分の人生の幸せついて考えるようになる
ここまで読んだ皆さんに問います。
ジェニーはクズでしょうか?
僕は思う。
ジェニーの父親がクズだと。
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