
『 Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門 』って本。Processingの勉強になる?
けっこういい値段がするし、読んだことがあるなら感想を教えてほしい。

そんな教えてほしいにお答えするね。
この記事を書いている僕
- 文系大学卒業者。数学やプログラミングに苦手意識があったが、Processingはやってみたいプログラミング言語だと思って独学で始めた
- Processingができれば、自分のしたい表現ができるようになると思って楽しみながら勉強している
- 以下のProcessingやクリエイティブコード関連の本を読み、今回の『 Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門 』に取り組み始めた

では、詳しいレビューを書いていくね。

【購入者レビュー】Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門
コードの解説部分のレビュー
Processingやプログラミング初心者さんのために、すっごく丁寧に解説してくれてると伝わってきます。
シンプルなコードなので、難しいなと思う部分も(もうちょっと理解することを頑張ってみよう)とも思えます。
シンプルだからこそ、書き写しやすいし、書き写してから自分なりにコードを変更して応用するのも楽です。初心者の段階でコードが長いと、勉強のやる気を失いやすいですからね。
最後の方は少しコードが長くなりますが、最後の方まで進めることができたなら(コード長い・・・。)って思うよりも(この表現ができるようになったら、こんな表現もできるようになるぞ)って思いながら学べるようになってると予想。
(あ~。あの関数ってどんな使い方をするんだっけな?)って思った時に辞書として使えますし、巻末には用語集、コードインデックス、書籍内に出てきた人物・ソフトウェア。作品を索引で調べることもできて超便利。これからずっと傍に置いておく本。

Processing初心者が、挫折しないように勉強を続けていくにはどうしたらいいだろうってことも考えながら作ったんだろうって思う。
作例もシンプルなんだけど、芸術を感じるし真似をしたいと思える。

良さそうね。
他の部分でもいいなと思うことあった?
はじめにの部分のレビュー
Processing開発者ケイシーとベンのプログラミングの学習歴を知れてよかったです。
Processingの本の厚みだけでなく、たくさんの苦労があって出来上がった本なんだという重みが分かる。より真剣に学ぼうと思える。
教育の部分のレビュー(004ページ)
世界には。デザインとプログラミングを組み合わせたい人がいると分かってよかった。
僕は独学でProcessingを学んでいて寂しさを感じることがある。でも1人ではないと分かって嬉しかった。
いつかProcessingをやってる人と友だちになって、クリエイティブコード関連のことをたくさん話したい。
インタビューの部分から学べることが多い
インタビューは無駄じゃない。それぞれのプログラマーの考え方が分かるし、理性的芸術という新しい
考え方を知ることができた。
なぜその作品を作ったのですか?という質問と答えから(自分なりの作品を作れるようにないたいなぁ)とやる気をもらえる。
やりたい表現ができないから、プログラミングでできるようにするって答えにたどり着いている人が多い。

インタビューの部分であった学びがあれば教えてくれないかな?
インタビューの部分で重要だなと思った考え方2つ
感じるままの芸術よりも、プログラミングや数学などを利用した芸術の方が、いろんな表現ができるという気づき。
理性的芸術という考え方。
芸術は感性ではなく理性的な方法で創造されるべき
Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門 129ページより引用
Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門のサンプルを自分なりに変え、新しい構文を学ぶ度に、今までの構文と組み合わせて作品を作ろうという学びをもらえた。
「ちょっとしたルールとほんの少し単純なオブジェクトから、いくつの組み合わせが考えられるか?」という問いを自分に投げかけるのです。
Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門 138ページより引用

インタビューも読んだ方がよさそうね。
付録の部分のレビュー
予約語・ASCIIやUnicodeについて・ビット・バイナリ・16進数・アーティストやデザイナーに使われるプログラミング言語のまとめなどが書かれていてすごく参考になります。

今まで読んできたProcessing関係の本では確認できなかった情報をまとめてくれてるので嬉しかった。
Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門のデメリット
紙の本を買うと重いです。
両手で持ちながら読んでいても、しばらくすると腕がだるくなってきます。

重いけど、分厚いのでめっちゃ勉強頑張ってる感じがして、自分に酔える。

あはは。分厚い本を読んでいるとたしかに賢くなった気分になるね。
Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門を使ってどのように勉強を進めていくのか
やりたい表現のサンプルコードを書き写し→自分なりに変えて10パターン以上作る→2つ、もしくは2つ以上のコードの構文を組み合わせて10パターン以上を作る。

上記の方法でProcessingの勉強を進めるよ。
自分がしたいと思った表現をサクッと書けるようにうなりたいからさ、最初から自分なりの表現を作ろうとする行動は必要だと感じたの。

ただ真似をするだけよりも、自分なりに作品を生み出すぞって気持ちでやっていった方が理解も深まるし良さそう。
あたしもそうやって勉強をしてみる。
Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門は、細かい解説がありがたい
p.16のProcessingで「//」の記号を使用するとき、「/ /」のように「/」と「/」の間に半角スペースをいれるとエラーになることについて解説がありました。

「//」の使い方は知っていたけど、間にスペースを入れてはいけないことを知らなかったから役に立った。

そういう細かいところまで解説してくれてるのは助かるね。
まとめ | Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門がおすすめな人
『 Processing ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門 』は、本格的にProcessingを学び、クリエイティブコードの表現力を上げたいと思っている初心者~中級者さんにおすすめな本です。

僕は布団に入って寝る前にも読んで(次はこの表現ができるようにななるんや)ってワクワクを感じながら寝るようになった。
あ、もし紙の本を買ったら表紙のカバーを外してみてね。
ハードカバーのかっこいいデザインが出てくるよ。

分かった。
買ったら、まずカバーを外してみるよ。

うん。一緒に勉強を頑張ろうね。
